日本のサブスクリプションベンチャーをピックアップしてみました
こんばんは、深夜メガネです。
最近何個かサブスクリプションに関する記事を拝見しました。
D2C(Direct to Consumer)が流行ってるのもあってか、話題になっていますね。ググってみると特に海外のサブスクリプションサービスの解説記事も多数あるようです。
と、いうわけでサブスクリプションサービスがいくつか日本にありますので、まとめてみました。今回の分類はBe Magnetic!の記事を参考にさせていただきました(上で紹介した2個目の記事です)。
同記事の分類は以下の通り。
1. Dollar Shave Club型 消耗品お届けサービス
2. Birchbox型 ディスカバリーお届けサービス
3. Netflix型 レンタルし放題サービス
4. Amazon Prime型 送料だけ無料サービス
5. MealPal型 回数券サービス
6. Costco型 会員制サービス
さて、全部紹介するぞーといきごんでいたのですが、4〜6が浮かびませんでした(おい)。なので1〜3をはりきって紹介したいと思います。なお、各分類の詳細はBe Magnetic!の記事をご参照下さい。
1. Dollar Shave Club型 消耗品お届けサービス
消耗品や日用品をお届けするサービスですね。毎月とか毎週とか一定頻度で同じ商品が届けられるもの。マツキヨに売ってそうな商品と思っていただければだいたいあってそう。例に挙がっているDollar Shave Clubはシェーバーのサブスクリプションですね。同社は2016年にユニリーバ社に買収されています。
消耗品ってついつい長く使ってしまいますが、消費期限があるものが多いはず。シェーバーだったら2週間くらいだと思いますが、下手したら1ヶ月くらい使ってたり。目には見えなくても肌が荒れたりしてそうです。でも自動的に2週間ごとに送られてきたらいつ変えればいいかがわかっていいですね。
他にもコンタクトレンズのサブスクリプションや、タオルのサブスクリプションなんかもよさそうです。日本ではBYTAPSが歯ブラシのサブスクリプションを運営しています。おしゃれ高級歯ブラシとしても話題にあがることが多いようです。
2. Birchbox型 ディスカバリーお届けサービス
あるカテゴリー(例えばファッション)において、何が送られてくるかわからない系のサブスクリプションです。
まずはBEST STYLE ME DIRECT。男性ファッションのカテゴリーで、スタイリストが選んだ洋服が2ヶ月毎に送られてきます。2品なら9800円、5品なら24800円。1ヶ月換算で12400円で5品送られてくるってすごいですね。
この分野は海外では香水とかもあるみたいです。夏だから爽やかなのとか、忙しい時期だからリラックス効果があるもの、などのリクエストもできたら面白いですね。
続いてはToysub!。子供の月齢に合わせておもちゃを送付してくれるサービス。子供の成長は早いもの。すぐに必要なおもちゃは変わってきます。でもおもちゃを片っ端から選ぶのは大変だしお金もかかります。トイサブ!は月齢に合わせたおもちゃを月額1480円から送付してくれるようです。
3. Netflix型 レンタルし放題サービス
一定額を支払っている間は、いくらでもその製品やサービスが使える系のサービスです。
エアクローゼットは、月額9800円から洋服をレンタルできるサービス。スタイリストが選んでくれるから、センスのいい洋服を合わせやすい組み合わせで借りることができます。気に入ったら買い取りもできるし飽きたら他の洋服を借りることもできます。
ラクサスは月額6800円からラグジュアリーバッグが借りられるサービス。ラグジュアリーのバッグは普通に買ったら安くても数万円はしてしまうもの。おいそれとは買えないし、数が少なくなってしまうから使い分けも難しいですね。ラクサスなら月額6800円だからそんなお高いバッグも気軽に使うことができます。
続いては絵本ナビ。絵本の試し読みができるサービスなのですが、プレミアムサービスの中に絵本読み放題の特典があります。しかも月額275円って...安すぎ...
絵本ナビの社長のお話を伺ったことがあるのですが、絵本を選ぶのって大変なんだそうです。まず絵本を読む年齢の子供を本屋に連れて行くんです。当然大人しく待ってくれるはずもなく笑、ゆっくり絵本が選べません。選べないと自分が知っている絵本ばっかりになってしまうから、新しい絵本との出会いが少なくなってしまうそう。
絵本ナビを使えばスマホベースなので、絵本を選ぶのに時間も場所も選ばないし、しかも定額・低額で絵本をゆっくり選べるというわけです。
お次はschoo(スクー)。オンライン動画学習サービスです。サブスクリプション型のe-learningですね。コンテンツはスタートアップ・エンジニア・デザインからビジネス一般などがあるようです。TOEICとかもやろうと思えばできそうですが、そういった層がターゲットじゃなくてベンチャー業界っぽい方が今はターゲットなのかな?
特にスタートアップ系の講座では業界の有名人も多数授業をしています。月額は980円から。
いかがでしたですしょうか?サブスクリプションサービスは大企業のものを含めればもっとありますし、今後も登場してくると思います。面白そうなサービスはど追記したいので、 どんどんコメントいただけると嬉しいです。
サブスクリプションが買い切りよりも良い理由なども機会があれば考えてみたいと思います。
それではでは、深夜メガネでした。おやすみなさい。
人工知能が発達するとクラウドソーシングはなくなるんじゃない?
AIが1秒で記事を書いちゃうらしい
こんばんは。深夜メガネです。
本日こんな記事を拝見しました。
抄訳すると、最初ちょっと変数とかいれておけばAI(人工知能)が1秒で天気予報の記事を書いてくれちゃったよ、というお話でした。
この記事を読んでふと、「あれ、このままだとクラウドソーシングってどうなるんだろう」と思ったのが今回のお話です。
※特定の会社を悪く言うことを目的とした記事ではありません。
自然言語処理AIが進化
人工知能は大きく「画像認識」「音声認識」そして「自然言語処理」があるそうです(うろ覚えです)。その中でも特に「自然言語処理」は難しいらしいです。スラングとか方言とか入りますから、感覚的にそんな気はします。英語でも難しいらしいので、日本語はいわずもがなでしょう。
先述の記事と合わせると、難しいと言われていた「日本語の自然言語処理」を応用して「1秒で記事ができるようになった」ということです。
もちろん、天気予報はある程度類型化できる単純なものであり、なんでもかんでも自動で記事が執筆されるようになったわけではないことは認識しています。しかし、複雑とは常に単純の延長にあるものでもあります。
簡単な仕事はAIが
さて、クラウドソーシングの話です。クラウドソーシングと言っても、すごく高単価なものや、専門性が必要なもの(動画編集や、専門分野の翻訳とか)、または人工知能が関係なさそうなもの(何かを製作する等)は除いて、単価が低いものや誰でもできる単純・簡単なものを想定しています。例えば「気象庁の情報からお天気ニュースの原稿を書く」という案件です。
「誰にでもできる低単価で簡単な仕事」は、今までは時間を持て余した方や、専門スキルのない方がクラウドソーシングを使ってこなしていました。
しかし、今後はその仕事がAIに取って代わられてしまうわけです(仮にコストも大したことがないとしましょう)。今までこのような仕事をやっていた方は他の仕事を探さねばなりません。
しかししかし、他の「誰でもできる簡単な仕事」もAIが片付けてしまうので、専門性のない方々にはできる仕事が残っていない、という状況になりかねないのです。
ベーシック・インカムの議論が盛り上がる
余談ですが近年、ベーシック・インカム(BI)に関する議論が盛り上がっているようです。BIとは、年金や生活保護等をなくす代わりに、国民全員に一定額を無条件で給付するという制度です。例えば、有料プランにはなってしまいますが、こちらをご覧いただければBIの議論がよくまとまっています。
さて、なぜBIの議論が盛り上がっているかという理由の一つに「人工知能(やロボット)が発達しすぎて人類全員分の仕事がなくなる」という主張があるのです。特に人工知能(やロボット)が解決できる仕事からなくなっていく、と言われています。
ですので「天気予報記事みたいな簡単な仕事はAIがやっちゃうから、自分ができる仕事はない」みたいな状況は、あながちなくはないのではないでしょうか。
クラウドソーシングの仕事は減っていく?
さて、クラウドソーシングの方々の記事を見ていると「誰でもできる仕事はあるから、みんなが仕事できるようにしたい」「時間が空いた主婦の方々に簡単な仕事をこなしてほしい」等のお話をされている方は少なくはない印象があります。
しかし今までこのようなお仕事をされていた方々は、「AIが仕事しちゃうから仕事がありません」状態になってしまいます。ましてベーシック・インカムなぞ導入されたら、無理して働く必要もありません。
とすると、クラウドソーシングのプラットフォームには、仕事もないし働く人もいない、ということになってしまうのではないでしょうか。
ライティングの仕事だけではありません。別のお仕事、例えば「ロゴを作って下さい」という仕事もAIがやってしまうかもしれませんね。ルンバみたいなロボットは、いずれ家中を勝手に掃除してくれるでしょう。そうするとライティングだけでなく、デザイン系や単純労働のお仕事も減っていくでしょう。(前述のように、ちゃんとしたデザイナーの高単価な案件は残ると思います)
他にどのような案件があるのか存じ上げませんが、簡単で低単価な仕事数は減っていくと思います。
専門性を高める必要性は高まる
長々と書きましたが、要は「AIが発達したら簡単・低単価な仕事は減るから、そのまわりのビジネスもしにくくなるんじゃないかしら?」というお話です。
最初にお断りしましたが、特定の会社を悪くいう意図はありません。反論もあると思いますし、何より、仮に深夜メガネの主張が正しかったときにどういう風にビジネスを変えていくのかという点は非常に楽しみです。例えば専門性を高くするための教育等は需要が高まるでしょうし、AIが対応できない感情に訴えるビジネスは増えていくでしょう。
というわけで、AIとクラウドソーシングの関わり方は要注目しております。深夜メガネでした。おやすみなさい。