動画ベンチャー分類してみたら、サービスたくさんありました!
こんばんは、深夜メガネです。
2015年は動画に関するサービスがたくさん出始めました。もしかしたら動画元年だったかもしれません(毎年元年な気もする)。instagramや多くの写真加工アプリしかり、写真については既に沢山のサービスがありますが、動画はまだまだこれから。
日本でも流行り始めている動画アプリも交えながら、サービスを紹介していきたいと思います。
BtoCの動画サービスはまだ流行らない!?
紹介の前に、深夜メガネは、Consumer寄りの動画サービスはまだ流行らないんじゃないかと思っています。その理由をちらっと紹介。
① 通信制限と通信環境がまだ未整備
通信制限については説明するまでもないと思うのですが、多くの方はスマホにモバイルwi-fiをつなげる文化は少ないような気がします。有線からwifiを飛ばしているところも増えていますが、それも正直まだまだあちこちにあるわけではないという状況です。(ITリテラシー高い人じゃなくて、一般の方を想像してくださいね)かといってモバイルwifiはまだ使い放題なサービスは少ない。え?wimax?私使ってますけど、東京都心でも使い物にならないところの方が多いです。ymobileが使い放題にしてくれたら高くても契約するのに。
そうすると通信制限を気にしながらびくびく使わなければならないんですよね。ましてやこの動画勃興期に積極的に動画を使おうとする方々がビクビクしながら使うようでは、一般の人はさらに使いにくい気がします。
あ、でもあとで出てくるのですが、動画データをクラウド上に簡単に保存できるようになってきたのは明るい兆しです。動画はどうしても容量を食うので、スマホ内にストックしておくとすぐに容量がいっぱいになってしまいますが、クラウドサービスが普及してきてこの問題が解消されつつあります。
② 市場が少ない?
先に写真アプリを考えてみましょう。写真アプリは10〜20台女子はめちゃくちゃ使っているものの、それ以外の世代や男性は正直あまり使っていないでしょう。
仮に動画アプリのユーザが同じく10〜20台女子とすると、①の理由もあり、写真アプリよりもさらに使う方が少ないように思います。
画像アプリですらまだ大衆には流行っているとは言い難いです。(まぁ何をもって流行っているというかですが)
動画が流行るにはもうちょっとかかるかなぁ、と思います。
③ って言っても
toC の動画サービス大好きだけどね!
toB向きのサービスが先に流行ってきている気がします
まぁ、だから何をもって流行っているのかですが笑。
でも、動画のサービスやベンチャー企業は増えています。
そもそも動画は画像にくらべて圧倒的な情報量があるので、他が同じ条件なら、画像より動画の方が伝達効率がいいのです。ただ、今まではまだ高度な編集能力が必要だったり、時間的・金額的コストがかかったりして、なかなか気軽には使えない状況でした。動画のクリエイターっていっぱいいるけど得意不得意がわからなかったりも問題でした。
そこで、簡単に編集できたり、最適なクリエイターを探せたり、動画ならではの新しい表現方法を創るベンチャーが出てきました。
なので、そこらへんを中心に紹介して行きたいと思います。
動画のポイントは「依頼」「制作・加工」「表現方法」「使い方」
このまとめ方は完全に私見です。他にまとめ方は沢山あると思いますし、まとめる対象についても意見募集中です。
動画制作依頼を簡単に
ちゃんとした動画を作るには素人では不可能です。なのでプロにお願いするわけですが、動画を作ってくれるプロは誰を選べばいいかわからないくらい沢山いるのです。また、プロにも得意分野があり、リアルの編集なのか、アニメーションのか。リアルでも撮影から約れるのか編集だけなのか。納期や予算も異なるでしょう。
そんなときに登場するのがこの「依頼」にプロットされるサービスです。
まずは「クラウドソーシング」。
例えばviibar。映像制作に特化したクラウドソーシングです。
動画の制作を依頼する、という点では通常の依頼と変らないのですが、viibarの特徴は選べるクリエイター・そしてviibar自身による品質チェックがはいるということではないかと思います。
viibarには多くのクリエイターが登録しています。viibarを使えば彼らに一斉に「こんな動画が作りたい」と連絡ができるわけです。自分で片っ端から調べることを考えたらと思うと恐ろしく便利です。
そして、個人的には、出来上がった動画をviibarが品質チェックしてくれる、というのも嬉しいポイントです。動画のサンプルが出来上がってきても、それがいいものなのか、何か印象が違うんだけどあの頼み方だとこうなっちゃうのかしょうがないか、等不安事が沢山あるのです。その時に、品質チェックや相談にのってくれるとは嬉しいポイントです。crevoはそのアニメーション版、といった感じです。
次のポイントは「youtuber」。youtuberそれ自体の説明は他に譲りますが、youtuberの台頭によって、彼らのプロダクションが必要のなるわけです。それがUUUMやiconcastというわけです。特に若い人たちへの影響力があるyoutuber。youtubeというか、動画だとTVCMなどと比べて数字が圧倒的に取りやすいわけです。企業の動画担当者としては下手に効果のわからないオールドメディアよりも、計測できる安心感はあるかもしれませんね。
(余談ですが、マーケティングには「マーケティングの半分は無駄だが、問題はどちらの半分が無駄かわからないことだ、という笑い話?があります」)
自ら動画を作ることも最近の流れ
上では「依頼」について述べましたが、簡単で短時間・アンオフィシャル・個人ユースだったりする動画は、どんどん簡単に作れるようになってきています。これを「制作・加工」としてまとめました。
まずは「コミュニケーション」ツールとしての動画活用です。snapchatはその最たるものでしょう。アメリカのサービスですが、日本でも目下人気増加中です(主に女子高大生が使っている模様)。おっさんには理解し難いらしく、マーケターがやっきになって勉強しているようです笑
次いで、テンプレ組み込み。1Roll for business は(テンプレを)「選択」して、「撮影」するだけで、動画が簡単にできてしまうというもの。BGMもついていて、撮影はスマホでOK。何秒こういうカットを撮って下さい、というテンプレらしいので、使う方も楽ちんです。
filmeも面白いです。子供の動画を自動で編集するサービスです。子供の動画を撮っていると、スマホの容量なんてすぐにいっぱいになってしまいます。しかも、後から探しだすのは大変です。filmeは動画を撮ったら自動でクラウドに保存。一定本数集まったら、後日DVDに編集して送理届けてくれるとのこと。つまり、子供の動画を撮っていればその内DVDが家に届くんです。
動画ならではの新しい表現方法も
まずは3Dパノラマ動画のカディンチェ。
もういいからとにかく見てほしい。スマホでできるのかわかりませんが、これ360度動かせるんです。
360度版、Goproといったところでしょうか、スポーツやら景色やら、色んなものが撮れそうです。未確認ですが、結合しているような感じでもないので、一回撮影すればいいだけなので、撮影も簡単そうです。
続いてはSPLYZA社が提供するclipstro。これは残像の合成ができるアプリです。百聞は一見に如かず。動画をご覧下さい。
このように、アプリでスポーツ(スポーツに限らずだと思いますが)をやっているところを撮影すると、自動でその瞬間瞬間の画像を保存し合成してくれるとのことです。プロのフォームはこうなってるけど自分はこうだ等、スポーツのフォームチェックなんかに使えそうですね。
就職や内見を動画で実施
動画の使い方も色々と増えています。例えば「ガクセン」。これは採用に際して、企業側が学生を指名するというもの。学生が自らのPR動画を次々とアップ。この学生はミスなんとか、とか大きな学生団体をまとめてきた人等、尖った人材ばかりが掲載されています。企業側はこれ!と思った学生を見つけた場合にオファーを出すとのこと。最新の技術がつかわれているわけではありませんが、動画をネットで見る環境が整ってること、個人(学生)がSNS等の影響で自らを投稿することに抵抗がなくなっていたりして、このようなサービスが始まったのでしょう。企業側も優秀な人が採用できるし、何より優秀な学生の自らを売り込む手段が増えるのはとてもいいことだと思います。
続いてまごチャンネル。「スマホで撮った子どもの動画と写真がそのまま実家のテレビへ」映されるというサービス。先に紹介したfilmeと同じで、データはクラウド上に保管するのでスマホの容量を気にする必要もありません。撮影者はスマホで子供の写真を撮るだけ。そうするとおじいちゃんおばあちゃんはテレビで簡単に孫の動画が観れるというわけです。
動画はまだまだこれから
です。プロに依頼するためのもの、自分で作るもの、新しい使い方などどんどん出てきていますし、これからも増えるでしょう。図にがしがし新サービスを追加していきたいです。
それではでは 深夜メガネでした!