深夜メガネ

スタートアップが好きです。

保育・子育て関係ベンチャーを分類してみました

 

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こんばんは。ぺーたろーです。

正直保育や子育ての分野はそんなに得意ではないのですが(ベンチャーというかそもそも保育とか子育てとかという言葉の定義がよくわかっていない)、知人に作れと脅迫じゃなかったお願いされまして、折角なのでまとめてみました。

 

「学習」「託児」「web」に分類

 

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分類は「学習」「託児」「web」とさせていただきました。
(´-`).。oO(我ながらよくまとめたな)

なお、分類、特に横の長さは筆者の私見とスライドにまとめる上での便宜が交錯していることをお断りしておきます。

 

① 学習 

その名のとおりですね。学習に関わるものです。小学生ならいざしれず、幼少期ですとそんなに難しいことは当然できませんので、英語系のサービスが多いかと思います。幼少期のうちに英語の発音等は叩き込んだほうがいいって言いますもんね。

smart educationは「知育」、GLOBAL CROWNは子供向けオンライン英会話、お迎えシスターはお迎え+英会話のサービスです。

ちょっと毛色が違うのはgifte!でしょうか。小学生をメインターゲットとして、色々な「体験」を用意しているそうです。NASAに行って宇宙体験とか子どもには胸熱です。

 

② 託児

ちょっといい言葉が見当たらなかったのですが、子どもを物理的に人に預ける、ベビーシッターや託児所、学童保育等を想定しています。

まずはKIDSLINE(キッズライン)。ベビーシッターのマッチングサービスです。日本だとまだまだベビーシッター文化が醸成されておらず、その課題解決に取り組んでいるベンチャー企業です。経沢トレンダーズ元社長が創業したということでも注目されています。 

Asmama(アズママ)はご近所さんに子どもの送迎・託児をお任せできる「子育てシェア」のベンチャー企業です。どうしても仕事でお迎えが間に合わない等のときに使用する方が多いそうです。使用料もワンコイン(500円)と気軽に使えたり、知らない人ではなく近所の方に気軽にお願いできる点がgood pointです。

ママトコタイムは子連れで行ける美容院や整体院を探せるお母さんのためのメディア、WISDOM ACADEMY(ウィスダムアカデミー)は習い事付き学童保育です。

託児とはちょっと違いましたが、otta(オッタ)を入れさせていただきました。子どもの見守りサービスです。ottaの端末さえ持っていれば、子どもがどこにいるかがわかり、異常時にはアラートを出したりしてくれるとのこと。

KIDSLINE
AsMama
WIADOM ACADEMY
ママトコタイム
otta

③ web

子育て系webメディア

保育関係者の方(サービス提供者・サービス受容者双方)にお話を聞くと、保育関係の情報はまだまだweb上に少ないようです。そこで色々なメディアが登場しています。もちろん、情報提供以外にもweb(というかデジタルですかね)を使ったサービスを提供するベンチャー企業が増えている印象です。

HoiClue(ホイクル)だけちょっと毛色が違うでしょうか、お父さんお母さんが使うのではなく、保育・幼稚園の先生が使います。例えば、そろそろ七夕なのでその季節行事をどう盛り上げるかのナレッジシェアや、お遊戯の時間にどんなことをやる、というようなことが掲載されているメディアになっています。
comolibは子どもとでかける場所が口コミ形式で掲載されているメディア、cozre(コズレ)は「赤ちゃんや子供とのおでかけ先や習い事、子供服から夜泣きまで出産以降を中心とした子育ての悩みを解決する、子育てナレッジシェアメディア」となっています。

HoiClue
comolib
cozre

子育て系デジタルサービス

以上がメディアでここからはSNS等のデジタルサービスです。

wellnoto(ウェルノート)は家族だけで家族の写真や動画をシェアできるSNSで、身長や体重などの記録も可能とのことです。
Famm(ファム)は子どもの写真整理アプリ。写真をアップロードするだけで自動で家族アルバムが作れたり、毎月フォトカレンダーが送られてきます。filmeは動画版のFammといったところでしょうか。子どもの動画を撮っておいてアップロードするだけで、編集された子供の動画がDVDとして送られてきます。この2つは結婚式のmovieを作るのに必須になりそうです。

最後に紹介するのはまごチャンネル。スマホで子どもの動画を撮ったら、その映像が実家のおばあちゃんおじいちゃんが簡単に見ることが可能となります。東京で核家族が増えているらしい(しらべてないですけど多分増えてるでしょう笑)ですし、お孫さんの顔を見る機会も減っているかと思いますので、そのニーズを汲みとったサービスになっています。

wellnote
Famm
filme
まごちゃんねる

 

保育関係は細かいニースを満たすサービスが多い

 

保育関係はユーザとして関わる人も多いですし、課題も多い分野かと思います。なので必然とプレイヤーも多くなっていて、サービス毎に微妙に満たしているニーズが違うのも面白いところです。

保育でお困りごとがある方は是非とも色々調べてみてくれたら嬉しいです。

余談ですが今回はなかった、イクメン系サービスや、シングルペアレント系サービスもニーズがあるのではないでしょうか。

 

それではでは深夜メガネでした。おやすみなさい。

ファッションデザイナーって時代遅れなの?と思ってイラッとしました。

釣りでもなさそうな記事を見てこんなに「イラッと」したのは初めてかもしれない、というくらいイラッとした。

こちらの記事。

www.senken.co.jp

 

 

記事は前半と後半に分かれている。

前半は「稼げる人はちゃんと稼いで若手に投資していこうね、日本のプレゼンス出していこう!」というもの。これはいい。

特に柴田氏が「ビジネスの部分はビジネスとして運営しなければならない」という趣旨のことを発言していることは、とても好印象だ。

※何か上から言っているようにも見えますがそのような意図はない。

 

問題は後半だ。もちろん、うんうん(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ってなる箇所もある。が、とりあえず気になる箇所を挙げていく(なるべく本文をそのまま使っていますが、文意が変わらない程度に文章を変えています)

  • 先日、ある店のオリジナルで、クオリティの高いベーシックなセーターを見ました。価格も買い易くて、本当は僕も普通に欲しいんですよ。でも、これを買ったらおしまいだなと思った。こんなものは思想の無い人が着る服だ
  • セレクトのオリジナルみたいな服がいま日本で一番売れている。そういうものを真似したら僕のブランドも同じになってしまうし、一方でそうしないと売れないかもしれない...(中略)...(インディペンデントではなく企業のデザインは)なんだかイイ感じに仕上がってはいるけど、でも…という感じになる
  • (※これは否定的な文脈なわけではない)
    今では有力な欧米のブランドでも、最初の頃は「こんな縫製なのか」っていうものもある。それでも続けたら、クオリティーは上がっていくものだと思います。
  • (日本のバイヤーは知らないのに)香港のITから商品を見たいと連絡がきました...(中略)...それって寂しいね。それに対して日本は危機感を持った方がいいかもしれない。日本のブランドなのに、海外の人の方が知っているっていうのは寂しいです。知ってて買わないというのなら別だけど、そもそも知らないというのは寂しい。それでは、アジアを中心としたハングリーな海外バイヤーに負けてしまいます。

 

これらがファッションデザイナーの方々を代表しての意見なのか知りませんが、仮にそうだとするとファッションデザイナーってこんなに時代遅れの老害みたいな生き物なんだなとビックリしました。

 

私らの来ている服は「こんなもの」ですって

 

まず、ファッションアーティストが、デザインにこだわって世にないかっこいいファッションを生み出そうとしていることには私なりに敬意を払っているつもりです。アーティストが生み出すアートだと思います。残念ながらファッション偏差値の低い私にはさっぱり理解できませんが、アートなんでしょう。

ただ、その「アート」を顧客とファッションを結ぶ「デザイン」とごっちゃになっているんじゃないでしょうか?

 

まず、「こんなものは思想の無い人が着る服だ」とおっしゃっています。「ある店」が普通の大学生が行くようなセレクトショップなのか、ハイセンスなファッションデザイナーがいるような店なのか知りませんが、「クオリティの高いベーシックなセーター」を「こんなもの」扱い。顧客のニーズがあるからその商品ができて売れているのでしょう?あなたの商品は売れなくて。

アーティスティックなファッションと一般人が着る服をそもそも一緒にする必要がない、というのが私の立場ですので、別にあなたの思うかっこいい服はどうぞつくればよろしい、と思っています。ただ、あなたの服が好きなのは人類の1%位しか興味をもたない「アート」なのだと認識したほうがいい。
大多数の普通の人間をこき下ろして「こんなもの」を来ているなんて思っているとは顧客をバカにしすぎだ。勝手にやってろ。表に出て来んな、という感じです。

 

セレクトのオリジナルみたいな服がいま日本で一番売れているってそりゃそうだろう

 

もうそれ以上なんて言えばいいのかわかりません。セレクトショップは売れるものを集めて売る店なんだからそりゃそうでしょう。あなた方の服が奇抜で売れないんですから。「アート」だからね。

セレクトショップみたいな服に「しないと売れないかもしれない」ってそれもそうでしょう。というか、あなた方セレクトショップみたいなものではなくかっこいいものを作るのが仕事ではないの?という感じです。

 

リーンスタートアップっていう考え方があるんだよ

 

リーンスタートアップ、もしくはMVPっていう考え方があるんですよ。ざっくり言うと「完璧な物じゃなくてと最低限のものを提示して顧客の声を聞く。反応がよかったら改良しろ」というものです。

この辺りに簡潔にまとめていただいているますのでどうぞ。

www.ikedahayato.com

 

で、件のデザイナー、じゃなかったアーティストの話ですが、日本製は最初から縫製やらなんやらしっかりしてて素晴らしい、でも海外はそうでもないよね、って思っているんでしょうか。考えすぎかもしれませんが、ここでも他者をバカにしている気がします。

 (この完璧主義的な考え方が記事前半の「若手の積極的な起用」を阻害しているんじゃないでしょうか?)

こちらから言わせれば、売れるかどうかもわからない製品を丹精こめて作ってるアーティストならいざしれずビジネスとしてのデザイナーなら当然の行為かと思います。

 とりあえずコンセプトやMVPを世に出す、ニーズがあると判断すれば(現にこの方々は「わくわく」するようです)技術を学び、質の高いものを出していけばいいでしょう。

 

いいもの作ってれば売れるっていう考え方まだあるんだ

 

まぁ売れることもあると思いますよ。ただね、どこかの知らないところで知らない人が知らない製品作ってて見つかるわけないじゃないですか。いいものを作ったとしても人目につかなければないも同然なんですよ。ブログかSNSかその他の手段か知りませんが、見つけけてもらうように仕向けなきゃ(調べてないけどやってたらごめんなさい)。バイヤー、もっというなら顧客が見つけないのが悪い、みたいな発想の人の商品だれが買いたいと思うのかしら、っていう感じです。
(もしかして未だにFAXでPR笑してたりして)

 

アートでもビジネスでもいいけど、他人のせいにするな

 

以上、怒りにまかせてバババーっと書いてきました。見返してみたら、途中から落ち着いたのか、ですます調になっていますね笑

さて、繰り返しになりますが、別にファッションアーティストがアート作品を作るのはいいんですよ。ただそれが売れないだの、見つけてもらえないだの、他の製品選ぶやつらはわかってないだの言うのが気に喰わないんです。自分で対応する必要はないかもですが、もうちょっとビジネスのほうで活躍したいならもっとビジネスに目を向けて下さい、という感じです。

※アートが売れないとおもっているわけではありません、悪しからず。