Tokyo Startup Gateway というビジコンに行ってきました
ので、簡単なレポートなど。
Tokyo Startup Gateway(TSG)は、昨年から行われている、東京都主催のビジネスコンテストです。募集要件は詳しく見ていませんが、まだビジネスがそんなに進んでいない、進んでいてもα版くらいのサービスが沢山出ています。
気になったプレゼンを、ITサービス中心にお送りします。
あ、Tokyo Startup Gateway(TSG)に来ています。 https://t.co/8xQleiaVtg
— 深夜メガネ (@deepnight20) 2015, 11月 29
▲ファイナリストの皆様
10人のファイナリストがプレゼン
動画プラットフォームアプリの作成
これから数年の間に、動画のinstagramみたいなサービスが来るのは間違いないでしょう。彼らはtwitter、Facebook、instagramの次のポジションを狙っているとの事です(サービス名が手元の資料からわからず)。
誰でも簡単に動画を作れるサービス。しかも音楽も簡単に組み込めるそうです。
シニアが地域の子どもを預かるサービス「アフェクション」
2人目。子供を地域で育てるビジネス。 家族に頼れる人がおらず、起業。 社会的にも虐待などが問題になっている。地域からの孤立が問題。
— 深夜メガネ (@deepnight20) 2015, 11月 29
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働く子育て世代、特に都心に住む人にとってはなかなか子どもの送り迎えは大変です。一方でシニア世代は時間に余裕があります。なのでそこをマッチングしようというサービス。
この手のビジネスで進んでいるのはAsMamaさんですね。AsMamaさんは近所のママさんに預けますが、アフェクションはシニアに預けるバージョンといった印象です。
指輪型デバイスで聴覚障碍の方のコミュニケーションを促進する
聴覚障害者のコミュニケーション支援システムのLPC、岩瀬さん。 「ただのおたくです。」笑
— 深夜メガネ (@deepnight20) 2015, 11月 29
指輪型のデバイスでコミュニケーションロスを少なくしたい。 今はスマホを用いて情報を伝えているが、スマホを見ながらなので、アイコンタクトが取れず、結果としてコミュニケーションが取り切れていないという問題がある。
— 深夜メガネ (@deepnight20) 2015, 11月 29
これは素敵なサービスでした。聴覚障碍の方は今、スマホでコミュニケーションをとることがあるそうなのですが、これだとスマホをずっと見ていなければならないので、相手の目や口元が見れない、という問題があるそうです。
そこで彼らは指輪型のデバイスを開発。指に何個かつけて、聴覚補助をするとのことです。例えば母音が「お」なら、写真のように3本を震わせる、みたいに。これなら確かに相手の目を見ながら話せますね。
スマホを用いて途上国の「コミュニティスクール」を実現「EDUCA」
途上国、具体的にはカンボジアの教育環境はまだまだ厳しいものがあるとのこと。一方で、スマホの普及率は高い。なのでスマホを用いた教育機会を設けていこう、という事業です。今は英語教育をしていますが、順次サービス拡大予定。
入院生活の悩みを先輩患者に相談する「NEWIN」
これまたWEBを使った素敵サービスです。
知っての通り、お医者さんとか看護師さんとかめっちゃ忙しいです。なので、患者さんはゆっくり相談できないし、病気とは直接関係のない質問は遠慮してしにくい。そこで出てくるのが「NEWIN」です。
例えば糖尿病になったとしたら、過去に糖尿病で入院した患者の方に質問します。例えば「会社にどう言ったらいいか」とか、「xxxの手続きはどうしたか」なんていうことです。病気の苦しみを知っているから答えられるサービス、ということですね(余談ですが、おそらく医療的な回答はしないか、許可制になるのではないかと思います)。
プレゼンターの板倉さんはドクターだそうで、これからもドクターと「NEWIN」の二足のわらじをそうです。
Q「医師をやりながらできるか」 A「やるしかないから、やる。」
— 深夜メガネ (@deepnight20) 2015, 11月 29
気持ちはすごい伝わりましたが、誰か手伝ってあげて!このサービスは世にあるべきです。
おふくろの味をオフィスでも味わえる「ふらり〜と」
健康的な食事をするための問題点は、オフィスで健康的な食事を食べれないこと。
— 深夜メガネ (@deepnight20) 2015, 11月 29
近年、健康経営と言われる、従業員の健康を経営の観点からも大事にしよう、という考え方が広まっています。
オフィスで食事をつくり、オフィスに配達する。というシンプルなビジネスモデル。
— 深夜メガネ (@deepnight20) 2015, 11月 29
顧客からみたビジネスはシンプルで、「近所の主婦の方が、近くでご飯を作ってくれて、それをオフィスに配達してくれる」というものです。
先行しているのはオフィスおかんさんですかね。おかんは単品から提供、ふらり〜とは1200円(福利厚生としての提供なので従業員と会社で折半して600円ずつ)で定食(?)で提供することが違いでしょうか。 丁度おかんさんも資金調達をしていました。このBtoEのサービスにVCが資金を出すほどの潜在力があるということは、奇しくも先行するおかんさんが証明してくれています、今後どういうふうに市場を拡大していくのか楽しみですね。
1番共感力と実行可能性あったと感じたサービスが最優秀賞
オーディエンス賞は、岩瀬さん。聴覚障碍のコミュニケーションをサポート。
— 深夜メガネ (@deepnight20) 2015, 11月 29
優秀賞 ・佐藤さん、アフェクション。シニア宅教室・出張教育事業。 ・森さん、コミュニティースクーリング。スマホで途上国の新しい学校を作る。
— 深夜メガネ (@deepnight20) 2015, 11月 29
オーディエンス賞は聴覚障碍の方のコミュニケーションをサポートする、LPCの岩瀬さん。優秀賞はアフェクションと、コミュニティスクーリングでした。確かに、オーディエンスとして聴いていて、具体的にイメージが湧きました。
これ結構重要な事で、プレゼンターは当たり前だけどその事業についてよくわかっているので、さくさく進んじゃうことがあるんですよね。オーディエンスはその事業を初めて聴くわけですから、具体例やデモや写真・動画でイメージを掴んでいただくのが重要なわけです。
さてさて、審査員が選ぶ最優秀賞は...
最優秀賞は、板倉さん。入院患者の困りごと解決プラットフォーム。
— 深夜メガネ (@deepnight20) 2015, 11月 29
入院患者の困りごと解決プラットフォーム「NEWIN」でした!社会的意義も高いし、プレゼンターの板倉さんが医師で、実体験に基づいたサービスであることも共感を呼んだポイントでした!
(カメラの電池が切れて、スマホで撮っており、画質がちょっと荒れていますorz)
昨年度にプレゼンした方や、今年度のセミファイナリストが1分のショートピッチしたりと、こちらも楽しそうなビジネスが沢山ありました。来年も是非伺いたいです。
それではでは。