深夜メガネ

スタートアップが好きです。

自分好みのキュレーターを見つけるサービスが好きです。

こんばんは。深夜メガネです。

突然ですが、キュレーションメディア全盛期です。

wikipedia先生によれば、キュレーションとは「インターネットやウェブサービスにおいて情報を収集・整理し読者に共有する行為」らしいです。要は、あるテーマに沿ってネットの色々なところから情報を引っ張ってくる行為ですね。

この深夜メガネもベンチャーのキュレーションですし、レストランのキュレーションから猫の画像のキュレーションまで色々あります。キュレーションメディアもいっぱいあります。

(どうでもいいですが、中には著作権無視でバズることばかり考えているしょうもないサイト等がありますので、それらは皆で無視しましょう。それが1番奴らを駆逐する方法かと思います。)

さて、このキュレーションという行為について昔から思っていることがありまして、それは、

この人のキュレーション好き

という感覚。

 

好き嫌いが同じ人とは趣味が合うものでないですか?

 

ブログもそうだと思うのですが、ある人のブログを見ていると、見る記事すべてに共感することないですか?(深夜メガネは「隠居系男子」さんの記事見るたびにうんうんうんうんうん、ってなります)。あるモデルが着ている服は全部かわいく見えたり、今AKBを好きになったら聞いたことあるけど今まで特別好きなわけでもなかったAKBの曲も急に好きになったりしませんか?

 

今までもキュレーションメディアってそこにあまり対応していなくて、万人が受けそうなものがシェアされまくっていました。

(注:別にディスるつもりはありませんし、そこまで興味もありません。)

ただ、それだと熱狂的なファンというのはつきにくいですね。たまたまSNSでみつけたら開きますがそれっきりで、できればファンになってもらってまたミニきて欲しいものです。

 

何が言いたいかというと、顔の見えない知らない誰かよりも、別に有名人でもなんでもない同じ趣味の人の方が「ハマ」って熱狂的なファンが着くんじゃないか、ということです。

これはこちらの記事を読んでいただければ嬉しいです。

 

というわけで、誰が書いてり選んだりしているかがわかるキュレーションサービスを探してみました。

今回はこの5サービスを紹介致します。

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なお、キュレーションメディアじゃなくて、キュレーションしているサービスです。キュレーションメディアと自らを呼んでいない方もいると思ういますが、悪しからず。

 

NewsPicks はプロピッカーや著名人をフォロー

 

ニュースメディアベンチャーの急先鋒、NewsPicks さんです。

Newspicksは経済情報のキュレーションメディアです。ある経済情報を「pick」し、コメント付きで投稿します。同じニュースを取り上げれば、次々と色々な方のコメントが追加されていきます。

面白いのはこのコメント機能。「プロピッカー」と呼ばれるnewspicksお墨付きのピッカー達が色々なコメントを残していき、「この人はこのニュースをこういう見方をするのか」とか、様々な付加情報がついていきます。NewsPicksではこのpickerをtwitterみたいにフォローすることができます。気になる人をフォローしておけば、自分好みのコメントをする人リストの出来上がりです。

経済ニュースといってもアメリカの金利の話からベンチャー業界の将来予測まで様々です。誰しも全てに興味があるわけではないので、自分の興味対象に関係のある人をフォローできるのは嬉しいものです。

 

アメリカ発の住宅キュレーションhouzz 

 

houzzはアメリカで人気の、リフォーム・インテリアのキュレーションサイトです。キュレーションとよく言われていますが、CGMに近いんですかね。

CGM: Customer Generated Media、消費者が内容を生成していくメディア。

 

このサイト、写真や構成がめちゃめちゃ綺麗なんです。見ていて楽しいですよね。わくわくします。例えばこちらの記事。 

 

この人の作品(?)好きだなぁ、と思ったらこの方をフォローすることがでて最新情報が受けとれたり、この方の他の作品を見たりしてみます。

この方のキュレーションを見てみると、キッチンや庭など別の投稿を見ることができるのですが、ある投稿が好きだと、他の投稿も好きな気がしてきます。

インテリアとか部屋の様子とか、検索するのってとても難しいと思うんですよ。試しに「赤 ビンテージ 本棚」で検索してみたらこんな感じでした

そうすると、ある人と趣味とあうなー、と思ってその人の投稿を追っていったら、気に入ったインテリア等が見つかる気がします。 

  

実名でおすすめ店を投稿Retty 

 

Rettyは言わずと知れた、グルメ検索サイト。

Rettyのトップページには「参考にしたいグルメな人をフォロー」と書かれています。自分好みのグルメ人を見つけてフォローするんですね。友達もフォローできますし、公認ユーザーやグルメブロガーもいます。フォローした人の行ったお店の中から例えば「恵比寿」「女子会」なんていう選択もできますので、他のグルメサイトで片っ端から「恵比寿」「女子会」で検索するよりよっぽど効率的な気がします。人によってはおすすめラーメンを掲載しまくっている方も、デートで使えるオシャレなお店を紹介している方もいますので、目的や趣味に応じてフォローしたいですね。

 

人工知能がおすすめコーデを作成 SENSY

 

ファッションなんて人の趣味を参考にしたい分野No.1じゃないかと思います。例えばキレイ目な服といったってcancamのそれとviviのそれは違うじゃないですか(多分ね、知らないけど。)。なので、cancam系女子はvivi人よりもcancam系の人をフォローしておきたいわけです。

というわけで、紹介するのはSENSY。SENSYさんは人工知能が自分にあったファッションを提案してくれます。特定のモデルやスタイリストさんが育てた人工知能もあり、好きなモデルさんの人工知能をフォローしていれば、より自分好みのファッションがみつかりそうです。

詳細(って言ってもそんなに書いているわけではないですが)はこちらからどうぞ。

  

あらゆる遊びをキュレーション PlayLife

 

(2016/2/1修正)

playlife社佐藤社長よりご指摘を頂きましたので記事を修正致しました。佐藤社長、ご迷惑をお掛けしました。また、ご指摘いただきまして誠にありがとうございます。

本稿で言いたいことは、「この人と趣味」で合うため、その人をフォローしておくといいよ、ということでした。そういう意味では確かにキュレーションと書くのは不適切でした。お恥ずかしい限りでした。

ただ、他はキュレーションが中心ということもあるので、タイトル等は変えずに、playlifeの説明に下線部分の追記を致しました。

繰り返しになりますが、ご指摘を頂いた佐藤様、ありがとうございます。

 

「PlayLifeはデート、女子会、ドライブ、旅行など、みんなの楽しい思い出を共有できる世界初の実名型の「遊びの集合知」メディアです 」(playlife社wantedlyより)。

playlifeは「実体験に基づくライフログメディア」なのでキュレーションではありません。しかし、Aさんの投稿ばかりが高確率で気に入る、という構図は同じですので掲載させて頂きました。

playlifeのサイトをみると、例えば「昼から渋谷のおすすめデート」や「『建築界のノーベル賞』のお墨付きスポット!」等、ありとあらゆる楽しい「遊び」掲載されています。人によっては「デートスポット」みたいなシチュエーションだったり、「横浜」みたいな場所を中心にキュレーションしている記事をアップしている方もいますので、自分の興味や活動範囲にあわせてキュレーターライターをフォローするのもおすすめです。同じおしゃれでもエスニックなのが好きな人もいればヨーロッパ風なのが好きな方もいますからね。

playlife社長のインタビューがありましたので、興味があればこちらもどうぞ。

 

 

是非自分好みのキュレーションライフを

 

如何でしたでしょうか。最近は色々なキュレーションサイトがでてきていて、自分の興味に近いサービスがあるかと思います。同じサービスでも人によってキュレーションしている内容が違うと思いますので、是非自分にピッタリのサービスやキュレーターをみつけていただきたいと思います。

 

それではでは!深夜メガネでした!

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人工知能や人力でやったりのパーソナライゼーションを分類してみました

 

こんばんは。深夜メガネです。

最近パーソナライゼーションが話題です。これは「何かを個々人向けにカスタマイズすること」ということです。今まで、特にwebの世界では、みんなに同じコンテンツを提供していました。いつしか、ターゲティング広告アマゾンのリコメンド等、少しずつwebも個々人にカスタマイズされた内容が表示されるようになりました。

リアルの世界でも、例えば洋服を買うときに、ショップ店員さんからこれはどうですか、なんて薦められたりしますね。これと同じことがwebの世界でも少しづつ増えています。さぁ、今日はパーソナライゼーションを紹介していきたいと思います。

 

人によるリコメンドと機械によるリコメンド

 

ここまで読まれた方の中には、人工知能ビッグデータから最適なもののリコメンドを想像したのではないでしょうか。もちろん、そのような分野も研究や商業化が進んでいます。しかしながら、人工知能ビッグデータもまだまだ研究中。人間が満足いく結果のものはまだまだ少ない印象です。

個人のわがままに最適な提案をしてくれるという意味では、まだまだ人が人力で回答してくれるサービスの方が精度は抜群です。最近はクラウドソーシングなんていうものが絶好調でして、パーソナライゼーションに一役買ってくれていたりします。

なので今回は、人が最適なものを回答してくれるというパーソナライゼーションと、機械がによるパーソナライゼーションを紹介したいと思います。

 

人によるパーソナライゼーション

 

さぁ、じゃんじゃん紹介していきましょう。

 

ファッション分野ではコーディネートとサイズをパーソナライズ

 

最初に紹介するのはSTYLERです。男性用の洋服検索アプリで、「探している洋服をコメントすると、ショップ店員がその条件にあった服を紹介してくれる」というサービスです。例えば「これからの時期に防寒にも適していて、雨や雪の際にも役立つような靴を探しています。ムートンブーツのようなレディースっぽいものは苦手です。」なんて投稿をします。この条件、web上で探せますか?たまたま出てくることはあるでようが、ピンポイントでいくつか探しだすのはまず不可能でしょう。こんなときはまだまだ人間の出番です。この質問の場合はSTYLERに登録しているショップ店員さんがピッタリの回答を3件してくれていました。

 

続いてはPRIMODE。おしゃれな服を着て行きたいシーンを投稿すると、スタイリストの方々がコーディネートを提案してくれます。説明よりサイトがよくできているのでこちらをご覧下さい笑。こちらは女性ユースがメインです。

 

続いてはちょっと様相をかえて、LaFabric。コーディネートそのものではなくスーツのサイズをパーソナライズしてくれます。LaFabricはオーダースーツのベンチャー企業です。オーダースーツってなかなか敷居が高いですよね。LaFabricは自分の体のサイズをweb上で入力すると、自分にピッタリサイズのスーツを作ってくれるというもの。自分のサイズ計測なんて簡単じゃないよ、という方も心配するなかれ。最近(?)色々なところで採寸を始めているようです。一旦図ってもらえば急激に太ったり痩せたりしない限り何着でも作れますね。

 

ヘルスケア / Food はダイエットが先行 

 

まずはFiNCダイエット家庭教師。FiNCでは食事を写真にとって投稿。栄養士さんが食事に対してコメントやアドバイスをしてくれます。バランスのよい食事をしたほうがいいとは知っていても、何がバランスがいいかわからないのではないでしょうか。FiNCではパーソナライズドな食事アドバイスをしてもらえるので、余計な努力なしに安心して痩せられます。ただしケンタッキーの写真とかupするとめっちゃ怒られるという噂です。どなたか真偽を確かめて下さい。

 

続いてはMealthy。外食やコンビニ食の中でも、健康的な食事をリコメンドしてくれます。一人暮らしだとなかなか外食が増えてしまいます。しかも外食は得てして高カロリーで、ついつい体重が増えてしまいます。そんなときに使うのがMealthy。コンビニや外食の低カロリーの食事を教えてくれるサービスです。位置情報と連動し、現在地の近くや駅の近くで低カロリーの食事を探すことができるとのこと。

 

忘れてはいけないのはペコッター。これは「ペコッターは、行きたいお店をふわっと質問するとオススメのご飯スポットを教えてもらえる、新感覚のグルメQ&Aアプリ」です。行きたい条件を投稿すると、すぐに返事が返ってきます(5分位で数軒投稿があるそうです)。詳細は以前記事に書きましたので、こちらをどうぞ!

 

教育分野で紹介しておきたいことがアメリカでありまして

 

以前に深夜メガネでもEdTech(Education×Tech)を紹介しました。

この中でもレアジョブ(オンライン英会話)やだんきち(プロによるゴルフの個別指導)もパーソナライゼーションであります。しかし、今回紹介したいのはアメリカのaltschoolです。

これは、ありとあらゆる個人情報を集め、特定の生徒にあった教育を提供するというもの。「教室で行われている教育だけが100年変わっていない」というのが課題感で、パーソナルデータ全盛期の今時、それはないだとう、と。最初これを知った時は未来の一端をみた思いでした。newspicksがインフォグラフィックでまとめていたので是非とも御覧ください。

  

 

機械によるリコメンド

 

機械によるリコメンドっていうと人工知能が思い浮かびますが、必ずしも人工知能というわけはないので悪しからず。

 

ファッションで思い浮かぶのは

 

2015年末くらいで人工知能で進んでいるのは画像解析らしいです(次いで言語処理とか音声認識とか)。なのでファッションとは相性がいいでしょう。これからどんどん増えていくと思います。

その文脈と合うわけではないのですが、ファッション分野の自動リコメンドといえばやっぱりSENSYさんですね。 SENSYは自分に似合うコーデを人工知能がリコメンドしてくれるというものです。しかもその人工知能は、著名なスタイリストさんやモデルさんの趣味を学習しているとのこと。使い倒しているわけではないのでどういう感じでリコメンドしてくれるかは詳しくわからないのですが、自分の好きなモデルの趣味を反映した人工知能がリコメンドしてくれるなんていいですね!

SENSYについてはこちらから。

Newsメディアでは

カメリオさんですね。例えば「ベンチャー」というテーマを登録しておくと、ベンチャーに関連するニュースをキュレーション(収集)してくれます。このテーマは複数登録しておけるので、自分の興味関心のある分野に関係するニュースだけを集めることができます。類似のサービスでgoogle alertがありますが、これとの違いを是非中の人に伺いたいところ。

 

BtoCの人工知能はこれから?

 

いかがでしたでしょうか? 機械の方これだけ?と思われたかもしれないですが、これ!っていうのがあまりなかったんですよね。BtoBっぽいのは何個かみつかったのですが、コンシューマ向けはまだまだこれからということでしょう。人工知能はエンジニアもすくないですし、まだまだこれからというのもあるでしょう。このさきの進化が楽しみな領域です。

一方で、人によるパーソナライズが多い印象ですが、単純なものからどんどん人工知能に置き換わっていくでしょう。このまま将来も同じままとは到底思いません。サービスそのものもですが、働き方などにも色々影響を及ぼしそうです。

 

それではでは、深夜メガネでした!

 

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