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深夜メガネ

スタートアップが好きです。

webメディアの新しいマネタイズってどんな方法があります?

こんばんは。深夜メガネです。

今夜はwebメディアのマネタイズについて考えてみようかとおもいます。

 

今までは広告が中心で、これからは他の方法が必要なようです

バナー広告とかリスティング広告と言われるやつですね。

こちらはPV(Page View) が多ければ多いほどいい、悪い言い方をすれば、「誰がどんな風に見てもどうでもいいから、とにかくクリックすればいい」という考えです。

それはその通りで、一人でも多くの人が広告をみてくれれば買ってくれる人は増えます。そりゃそうだ、って感じです。広告を出す側も、より多くの人に見て欲しいわけだから、「xx以上のPVがなければもうださないからね!」みたいな状況です。

ところが、この考え方は「PV至上主義」と言われ、最近は距離を置かれることが増えてきたようです。例えばこちらの記事。

toyokeizai.net

 

ちょっと別の角度から見てみましょう。

webは理想形では、「この人はこういう製品が好きで、こういう状況では、こういうものを好む」ということがわかることです。なので、上記のような「誰がどんな風に見てもどうでもいいから、とにかくクリックすればいい」いい、という考え方とは真逆なんですね。

なので特にwebが好きな方は、「こういう人にこういう行動をとってほしい」から「こういう施策(必ずしも広告ではない)」をやろう!という思考を取る、というのが最近の多いようです。また、そういう施策をとるための環境やツールが整ってきた、というのもその流れを加速させている感じがします。

また、従来のバナー広告等は最近ではみんな広告とわかってきて、あまりクリックしなくなってきた、というの状況も新しいマネタイズに拍車をかけているようです。

 

新しいマネタイズってどんな方法がある?

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① オンラインサロン

まずは「コミュニティ」を作る系のマネタイズです。

webは不特定多数の方が見るわけですが、そのせいで炎上したり広告効果が薄かったり、最近は弊害も目立っているような気がします。その揺り戻しで、最近は「コミュニティ」を作る動きが増えてきている気がします。データがないので気がしているだけです。 

まずはまずはオンラインサロンです。有名なのは、堀江貴文氏や竹中平蔵氏を抱えるsynapseさんですね。

synapse.am

 

synapseさんが何ですごいかを説明するの大変なんですよね。やってることがシンプルすぎて笑

「オンラインサロンは、共通の興味関心を持つ人々がWeb上に集う会員制(クローズド)のコミュニティの総称」(wikipedia先生より)です。

例えば、元サッカー日本代表監督である岡田さんがやっているサロンがあります (深夜メガネはこのサロンに入っているわけではないので、そんなに詳しくは知らないのです、ごめんなさい)。このサロンのコンセプトは「次世代に生きる子供たちや若者たちが夢や希望を持てる社会」だそうです。おそらく、オンラインサロンなど解説しなくとも、やろうと思えば岡田氏は知り合いの力を用いて色々できるのだと思います。

ただ、そのプロセスや「こんなこと考えているんだけど」というのをサロンメンバーに公開します。そして「次世代に生きる子供たちや若者たちが夢や希望を持てる社会」を作っていくプロセスを共有していく。しかもこれは一方方向の情報発信ではなく、双方向のコミュニケーションです。岡田さんの発信⇛サロンメンバーの反応⇛岡田さん・サロンメンバー間のコミュニケーション、といった流れになります。話を聞く限り、このコミュニケーションが盛り上がっていて、参加者の満足度を上げているようです。

このサロンには岡田監督のファンばかりが集っています。一種のファンクラブですね。好きな方が何か新しいことに挑戦しているプロセスを共有する、そこにわくわくする方がここに集うわけです。お金を払ってまでこんなところにアンチが入ってくることもないんので、変な炎上や嵐がないのもポイントです。

 

オンラインサロンについてはまたいつかの機会に色々書きたいです。

 

② リアルイベント

リアルイベントはイメージしやすいですね。あたりまえですけど、Webメディアは普段ネットだけで活動しているので、そのリアルイベントをやり、そこの入場料なんかをとるわけです。時と場合によってはこっちの方が儲かったりしるらしいです。

小さなイベントはたくさんありますが、わかりやすいのがTechcrunch(テッククランチ)。先日こんなイベントがありました。

jp.techcrunch.com

 

Techcrunch は「スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディア」です(techcrunch HPより)。そして、Techcrunch という、同名のリアルイベントを開催しています。

その中では業界の有名人のセッションをやったり、スタートアップバトルといういけてるベンチャー10社程度がプレゼンしたりするコーナーがあったり、ベンチャー企業がブース出展したりしています。

前売り券は約20000円。スポンサーも何社か入って、ここでマネタイズしています。

特に目新しいわけではないのですが、広告だけでは儲からなくなって、大きめのメディアがリアルイベントを開いてこちらで課金するパターンが増えている気がしたので挙げさせて頂きました。

 

③ ネイティブアド

ネイティブアドも最近名前がよくでますね。

ネイティブアドとは「普通の記事にしか見えない広告」のことです。例えばこちらの記事。

gendai.ismedia.jp

一見現代ビジネスの記事にしかみえませんが、「AD SPECIAL」とか「提供:三井住友アセットマネジメント」とか書いてあります。つまり、これは純粋な現代ビジネスの記事ではなく、三井さんのPR記事なわけです。このように、「普通の記事にしか見えない広告」をネイティブアドといいます。普通のバナー広告とかリスティング広告の効果が少なくなる中、メディア側からは新しいマネタイズ方法、広告主は新しい読者への出稿方法として注目を集めています。 

ところで、広義ではネイティブアド≒記事広告です。ただ、狭義の記事広告は「明らかに広告だとわかるような記事」です。日経新聞の中ほどにある広告がありますが、あれです。

 

④  データ販売(ビッグデータ)

最近、ビッグデータという単語がバズワードです。PCの性能が上がりまくって、大量のデータを収集して分析できるようになりました。メディアでもその流れはあるようです。

今回紹介したいのはFuller社が提供する「App Ape Analytics」。メディアか?と言われると困るし、正確には統計なのでしょうが、そこはご勘弁を。

App Ape Analyticsは、「(ある程度使われていれば)そのアプリ使用者の数や属性がわかってしまう」というもの。例えば、MAUとか滞在時間とか年齢とか関連アプリとか。これを使えばスマートニュースのMAUって106万人で、63%は男性ユーザーなんだ」ということがわかります(こちらの記事の執筆時点)。

最初この仕組を知ったときにはびっくりしたものです。

Fuller社は色々なアプリを出しています(Fuller, Inc. - Google Play の Android アプリ)。ユーザーから許諾をもらい、「どんなアプリを使っているか?」というデータを取得します。そうすると、どんな属性のユーザがなんのアプリをどのくらい使っているのか、という情報が入手できるわけです。この情報が一定数集まれば統計学的にMAUとかユーザ属性がわかるわけです。この統計情報を有料で提供しているわけですね。

この仕組はメディアにも応用できるはずだし、いい感じの公開情報が見つからなかった(いいソースがあったら教えて下さい)のですが、すでに先進的なメディアは取り組んでいるらしいです。ユーザの情報を集めて、それを何かしらの形でマネタイズする(個人情報はダメですよ)。データ解析が簡単になればなるほどこれから増えるでしょう。

「その情報は他の人じゃ集められなくて、かつ有益」であれば利用したい人はいるはずです。最近ローカルメディアがいっぱいありますが、そのローカルだけの情報を集められれば、マネタイズも夢ではないかもしれません。

 (参考)(本文とは関係ないけどいいタイトルだ。フリーザ様知ってれば釣られる)

appmarketinglabo.net

 

⑤ 有料課金(サブスクリプション)

 続いては有料課金です。古巣では日経新聞が、最近ではNewsPicksさんが有名ですかね。

日経新聞については丁度こんな記事がありました。ちなみに、個人的にはこの記事を書いているcakesさんも大好きです。

cakes.mu

日経新聞についての説明は不要でしょう。上の記事によれば紙の購読数は280万人、電子版(有料)の会員数は43万人だそうです。化け物か(そして結構紙が読まれているんだなぁ)。購読料は4200円。

ただ1点補足しておきたいのが、電子版には、紙面の3倍の記事があるとのこと。オリジナルコンテンツや、日経の他の媒体から引っ張ってくる記事が沢山あるわけです。

他方のNewsPicksは経済系webメディアです。無料でも使えますが、オリジナルコンテンツ等を読むには月1500円の課金が必要です。

 

 さて、両方とも(おそらく)課金に成功している媒体だと思いますが、どちらも特徴は「オリジナルコンテンツ」の質かな、と考えています。ネットにはいい記事から猫の記事、しょうもない記事まで無数の記事が存在していて、いちいちそんなものチェックしていられません。

こちらの両媒体は記事の質が高く、特に有料コンテンツはここでしか読めないような記事となっています。要するに「お金を払ってでも読みたいか」という点に見事に応えています。

この点についても書きたいことは沢山あるので、またいつかの機会に書きたいです。

 

 

以上、webメディアのマネタイズ手法について考えてみました。細かいことを考えればきりがないほどありますが、大きく考えればこんな感じかな、と思います。各手法についても色々思うところはあり、今日は紹介だけ。色々な人が色々な感想を持っていると思いますが、これから細かい話をしていきたいです。

 

それではでは。