スポーツベンチャーを分類してみました。アマスポーツの発展に寄与するか!?
こんばんは。深夜メガネです。
年末年始といえば、暇。年始といえば一年の計。スポーツをやろう。という決意の人もいるでしょう。まとめてみました。(←適当か)
最近のスポーツベンチャーはアマチュアスポーツの課題改善をしている
プロ野球やJリーグしかり、プロスポーツは比較的お金が集まりやすく(一部の人気スポーツだけだという批判は甘んじて受け入れます)、最新の技術を取り入れているんです。なので、プロスポーツはベンチャーというよりは大手が頑張っていた分野です。
他方で、最近のIT・スマホ革命はプロよりアマチュアの分野でベンチャーを沢山生みました。これからもどんどん増えていくでしょう。アマチュアならプロ程は緻密な分析も、緻密な計画も不要ですし、簡単にスポーツをやりたい、というニーズも出てきます。
なので、今回はアマチュアが抱える課題をベースにベンチャーをプロットしてみました。下ではもうちょっと細かくしていますが、結局「楽に」「楽しく」に終始しますね。
(ちなみに4象限の順番に意味はありません)
もっとスポーツを楽しみたい
もっとスポーツを純粋に楽しみたいという欲求に応えるものですね。実際にスポーツをやるところもありますし、スポーツ観戦のところのサービスもあります。では順番に。
まずはRuntrip。日本全国のランニングコースが掲載されているCGMサービスです。最近は、旅行先でランニングをするなんていうことが流行っているそうです。旅ランというらしいです。
旅ラン。まさにRuntrip。Runtripのサイトに訪れると、日本全国津々浦々の、みんなのお気に入りのランニングコースが掲載されています。例えば京都のお寺神社を回るコース、二子玉川の川沿いコース、はてはグアムのおすすめコースまで掲載されています。ランニングが趣味の方が旅行に行く際に、runtripをみて、ランニングコースを決める。もしくはランニングコースがあるからここに旅行に行こう、となるかもしれません。今流行りの地方創生にも役立ちそうです。
続いてはBONX。2015年にクラウドファウンディングをやったりtechcrunch tokyoに出てたりと、界隈を賑わしたハードウェアスタートアップです。
BONXはウェアラブルトランシーバーで、スマホとレシーバーがあれば簡単に使えます。例えばスノボやスキーをやっている時、友達と行ったのにレベルが違くて結局一人で滑っているなんて経験は誰にもあるはず。そんなときはにBONXをつけていればシームレスなコミュニケーションを可能にします。トランシーバーなのにボタンを押す必要がないし、電池も節電で使えるそうです。みんなでわいわいしながらスポーツを楽しめそうです。(これ普通に今までのトランシーバーと比べても優秀なんじゃないかな?)
ここからはスポーツを観戦したり、情報を取得したりするサービスです。例えばPLAYER!。PLAYER!はライブ共有型スポーツニュースアプリ。テレビやネットでは試合のダイジェストが流れていますが、スポーツに興奮するのは「今」じゃないか、というのが彼らの課題感。確かに、サッカーで点を決めた「今」には興奮するけれど、ダイジェストで結果もわかっている中ではそんなに熱狂しないですね。そこでPLAYER!ではLIVE機能を用意。これは「スマホを熱狂渦巻くスタジアムにしてしまうような機能です。試合情報だけでなく、同じ競技を見ている人たちとのチャット、TwitterやFacebookと連携することで、熱量をシェアすることができる」(gooスマホ部)とのことです。
リムレットが提供するのは、「バーチャル高校野球」。高校野球といえばテレビでみるイメージがありますね。それをwebで、さらにマルチアングルで観れるようにしたサービスです。テキストにも対応したり、これさえあれば高校野球をしゃぶりつくせるようです。野球とか利権が大変そなイメージがありますが、そういう分野こそベンチャーが風穴をあけて欲しいものです。
もっと上手くなりたいという欲求を叶える
最初はやるだけで楽しかったアマチュアといえども、慣れてくればもっと上手くなりたいという欲がでてくるもの。そんな欲求に応えてくれるのがここのサービス。
ゴルフ分野で存在感を増しているのが「すぽともCG」です。スポともCGの使い方は簡単で、スマホでゴルフのスイングを撮影するだけ。そうすると24時間以内になんとプロのゴルファーが自分にスイングにコメントを与えてくれるそうです。プロといえどもツアーだけでは食えないプロも多いらしく、ゴルフ指導で収入が増えるなら教えるプロにとっても嬉しいことですね。
続いてはclipstro。例えば野球やゴルフのスイングをして撮影すると、スイングの残像が撮れるというサービスです。
こちらは以前の記事でも紹介したのでこちらをご参照下さい。
個人でランニングの記録を管理するのは大変
スポーツはホントこの問題ありますよねぇ。
Lemonadeは「エクササイズを記録・シェアして健康でアクティブなライフスタイルを実現」するためのサービス(同サービスHPより)。ランニングをしたらスマホが距離や時間を勝手に記録。集計も自動でしてくれます。(この手のサービスではNikeさんがRuntasticを出しているのが有名ですが、何が違うのかしら。)勝手に集計してくれるって便利ですよね。スマホの出現前はいちいちノートに記録していたとか信じられません。
続いてはsilentlog。スポーツとして展開しているわけではないですが、これは便利なのでご紹介。silentlogは自動で歩数・写真・地図を同期(っていえばいいのかな)してくれるサービスです。silentlogをスマホにいれて、あとは普通に生活しているだけ。何歩歩いたか、どこでどんな写真を撮ったのかが、あとから簡単に振り替えれるというアプリになっています。これ旅行とかにも便利ですよね。どこでどんなことに感動して写真を撮ったのかも簡単に思い出せそうです。深夜メガネの旅行写真は「これいい写真だけどどこの写真だ?」なんていう写真が沢山あります。
なんかそういう問題じゃなく新しいスポーツだ
もうね、これは今までのジャンルに入れてはいけないだろう、という2つのサービスを紹介致します。
新しいその1。HADOさんです。「自らの手で技を放つ!ウェアラブルデバイスとARで実現するテクノスポーツ」だそうで、何言っとんねんお前状態だと思うので、よろしければコンセプトムービーをご覧下さい。
要するに、VRを使ったゲームですね。でっかいメガネみたいなのをかけると、そこにモンスターみたいなのが現れます。ポーズをとると波動拳がでてきますので、それで敵を倒します。深夜メガネも一回やったことありますが、男子はこれめっちゃ興奮しますよ。幼稚園時代を思い出して波動拳を打ちますよ。最近あちこちで体験イベントをやっているみたいなので、興味がある方は是非。
新しいその2。エウレカコンピュータさん、eスポーツの会社です。まずは動画をご覧下さい。どこかで見たことある方もいるかもしれません。
壁や床にフィールドが投影され、そこの中で動くボールを蹴ったり移動したりを認識してくれます。これだと部屋の中でも楽しめますし、ゲーム性もあって楽しそうですね。既にラウンドワンに導入されているとのこと。また、ご老人の方々のために簡単な設定にして軽く運動してもらうとかもできるはずなので、病院や福祉施設で使われたりしても嬉しいですね(コスト感がよくわかりませんが)。
スポーツベンチャーの今後
さぁ、これでスポーツベンチャーの紹介は以上になります。課題と合わなかったので今回は記載していませんが、Link sportsやイーグルアイも気になるところです。
ランニングやサッカーなど、人気スポーツが市場も大きいし先行している印象がありますが、これからマイナースポーツをまるっと取りにいくようなサービスも出てくるんじゃないですかね!(このスポーツをやっている人は全員このアプリを使っている、みたいな)
何かスポーツをする際は、是非とも新しいサービスがないか確認いただきたいです。
スポーツベンチャーに今後どのようなことが起こるか、思いつくだけ適当に書いておきます。
- マイナースポーツのサービスが登場。ただし、市場が少ないので本気でその競技人口全体をとりにいかなければならない。
- まだapple watchなどとの連携は多くない。本来的に相性はいいと思うので、ウェアラブルとの連携が増える。というか、ウェアラブルを誰かが作るかもしれない。リストだと邪魔だからネック系とか。
- スポーツと日常の垣根なく、「健康記録」のアプリが増える。
- ヘルスケア関係(ダイエットとか)のサービスが増えているので、そことの連携が始まる
- 大手が真似する(一部のサービスではすでに真似されている)
それではでは、深夜メガネでしたー!