ベンチャーのシリーズAって何?
こんばんは。深夜メガネです。
シリーズAとかBとか何ですか...?っていう話があったので解説しようかと思います。確かに私もベンチャー業界に入ったときに謎の言葉の一つでした。
A, B... ≒ 何回目です
(注) シード投資という概念を考えると、ちょっと変わってきます。それについては後述。
結論からいうと、シリーズA=1回目の資金調達、シリーズBは2回目の資金調達です。Cは3回目、Dは4回目と続きます。
例えば、2013年に1500万円、2014年に2500万円、2015年に6000万円の資金調達をしたとします。
そうすると、2013年の1500万円がシリーズA、2014年の2500万円がシリーズB、2015年の6000万円がシリーズCになります。
よくある誤解として、Aだといくら位、Bだといくら位、みたいな金額感を指しているんじゃないか、というものが挙げられます。
日本だとシリーズAが3000万円〜1億円位、シリーズBが〜3億位、みたいなものはありますが、結果的にそういう風になるというだけで、言葉の定義的には関係ありません。
社長がお金持ちで数千万円で会社を設立し、1回目の調達が数億円なんて例外も珍しくありません。
シリーズA=1回目の資金調達、シリーズBは2回目の資金調達...です。
シード投資というものがあると、ちょっとずれてきます
シード投資という概念があります。シード投資とは、シリーズAより前投資のことで、〜1000万円くらいまでの投資を言うことが多いです。
例えば、2013年に500万円、2014年に1500万円、2015年に8000万円の資金調達をしたとします。
そうすると、2013年の500万円がシード投資、2014年の1500万円がシリーズA、2015年の8000万円がシリーズBになります。
何でこう呼ぶようになったのかはわかりません。が、おそらく「シード投資」という言葉を使うのんは前項で関係ないといった「金額感」が関係していると思われます。
というのも、関係ないとはいったものの、シード投資は〜1000万円、シリーズAは〜3000万円、シリーズBは〜1億円といった(だいたいですよ、例外はたくさんあります)相場があります。これに合わせるために、シード投資(〜1000万円位の少額投資)をという概念がいつの間にかつくられたのだと思います。
※なお、上記金額感は2015年現在の、日本の話で、筆者の主観です。時代や国によって金額感は大きく変わり売りますのでご注意ください。
それではでは。